皆様方には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
年頭に当り、一言ご挨拶を申し上げます。
我が国の経済は、東日本大震災復興に向けた第3次補正予算(総額12兆円)の成立により、景気押し上げ効果も期待されますが、欧州の景気停滞の長期化や米国の財政再建の動きなど不透明要因も多く、国内景気を楽観視することが難しい状況となっています。そのような状況下、当社を取りまく環境も引き続き「厳しい」状況にあるとの認識をして2012年度をスタート致しました。
さて、当社の昨年度の量的成果は、東日本大震災とその後の節電対策の影響による「ATMの休止」や「ATM稼働時間の短縮」、大震災後の景気減退による金融機関各社の経費削減施策という厳しい一年でありました。 しかしながら、全社一丸となったサービス生産性の向上推進の結果、非公式(2011年12月決算速報)ではありますが、一昨年度比、増収増益を達成することが出来ました。一方、質的成果としては、当社が目指すストックビジネスは、「西日本地域ATM共同監視サービス」、「中部地区の地方銀行と信用金庫のATM監視サービス共同化」などの進展により順調に拡大しております。加えて、東日本大震災時に実証した「ATM監視の東西バックアップ運用」、「カード喪失受付業務のBCP運用」、「計画停電実施時のATM運用サービス管理」等などは金融機関のみならず一般国民生活、特に被災者の方々にも少なからず貢献できたと実感させて頂いた一年でした。改めまして、ここにご協力・ご支援を賜りました皆様方に厚く御礼を申し上げます。
近年、当社は「次への飛躍」を目指し、各種施策を実行しております。昨年度は、8月に長崎県佐世保市にATMオペレーション・センターを開設し、北海道(江別市)に引き続きBPOサービスを開始しました。10月には初の海外現地法人として、中国大連市に「安天信息服務(大連)有限公司」を開設し、一昨年開設した北京支店(駐在員事務所を改組)と共に、中国市場におけるビジネス戦略を本格的に展開してまいります。
今年度は昨年来の施策を継承するとともに、より積極的な事業発展を目指し、
(1) 「ATM-FOS(フルアウトソーシング・サービス)ビジネス」による成長戦略
(2) 「複数金融機関の『共同化、共通化』推進」による成長戦略
(3) 「海外(特に中国、韓国、ASEAN)ビジネス」による成長戦略
(4) 「ブランチソリューション」による成長戦略
(5) 「AHSでの人材育成・教育外販ビジネス」による成長戦略
(注1) AHS:日本ATMヒューマンソリューション 100%子会社
を中心とした中長期的な成長戦略の実践に加え、
(6) 「現場力の強化」を目指す、人材の採用、モチベーションアップ、教育の実践
を中心施策として推進してまいります。
当社をとりまく経営環境は本年度も、大変に厳しいものが予想されますが、さらなる変革・革新を目指し、 全社一丸となって、お客様、社員、社会へ貢献できるよう努力をしてまいります。文末になりますが、2012年が 皆様にとって 素晴らしい年になりますことを、心よりお祈り申し上げご挨拶とさせて頂きます。
以上
2012年1月1日
日本ATM株式会社 代表取締役社長 中野 裕